記念誌は母校の伝統を後世に伝える歴史的資産です。記念誌も最近では文章中心の重厚な読本スタイルより、写真中心に観て楽しむアルバム型のものが多くなってきています。記念誌を作成する場合、まずはじめにどのような記念誌を作成するか方針を決定します。数多くの資料から掲載するかしないかを選択するわけですから、どのような編集方針で作成していくのかは重要です。編集方針が決定しましたら、大枠で構成案を作成します。年代別に章立てするのか、テーマ別に章立てするのか、史資料はどのようなものが集められそうかなどを考慮して、ページ数まで割り出します。資料に基づいて、成り行きで作成する方法もありますが、ある程度、ページ割を決めておいて、そのページ内にできる限り編集していくことが予算管理の面でも納期対応の面でも重要です。 記念誌といっても野球部史のようにクラブ活動を取り上げたものや近10年史のようにここ10年のあゆみにスポットを当てたものなどいろいろありますが、読者が読みやすい文言統一や表記統一は最終的に行った方が良いでしょう。このようなリライト作業は専門業者に依頼したほうがより精度の高い仕上がりになります。編集会議などで集まると昔の話におよびます、貴重な資料を真ん中にして当時の話が弾みます。こんなときも専門業者に編集会議の進行を依頼していた場合、うまく話を切り上げ、編集の打合せを無駄なく行うことが可能です。記念誌を作成するためには卒業生の自宅にある資料の提供を求めたり、場合によっては制作費の一部を支援いただく目的で購入協力いただく場合もあります。また、周年記念誌の場合、記念式典の様子を入れるのか、式典前に完成させて、式典当日に配布するのかなど、その発刊時期によって制作内容やスケジュールを考慮します。